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X06HT2と3Gケータイを1枚のSIMで使い分けてみた

2011年04月19日 00:16

ソフトバンクのAndroidPhoneで唯一3GとSIMカードが共通なHTCDesire X06HTとX06HT2。その利点を今回はテストしてみました(以下X06HTで統一)。

DoCoMoのAndroidPhoneはAndroidのバージョン(ファームウェアバージョン)が2.1以上だとSIMカードが入っていなくてもある程度は使えますが、1.6とかだと、緊急発信の画面しか出ませんよね。(例・XperiaやHT-03Aなど)

ソフトバンクもそれは同じで、基本的にX06HTはSIMが入っていないと緊急発信の画面しか出ません。しかし、SIMが入ってても、現在まだまだ開発途上で使いにくくバグが多いメールアプリ、「softbankメール」に緊急メールをすっ飛ばされることが多いのも事実。この間おかしいと思ったら、メールの受信に1日半かかってた(笑) そんな状況が非常にやばい時の裏技。

X06HTをPDAにしてしまい、3Gケータイで通話とメール、ウェブを行う方法。

この方法でできることは、X06HTは3Gでの送受信(通話含む)ができなくなるけど、「Wi-Fiスポット」アプリでなく、本体の方で設定したWi-Fiには接続できる。Wi-FiだけのiPadみたいな状態になるわけですね。そして、SIMを挿した3Gケータイはフル機能が使えます。パケ代もスマホのX06HTで契約しているプランが適用されます(ソフトバンクに確認済み。過去記事参照)。

では、実際にやってみましょう。

まずはX06HTを普通に起動(電源切ってる人少ないと思うけど(^^;)
「設定」から「無線とネットワーク」を選んで「機内モード」をタップ。こうすると飛行機の中で使える状況になります。3Gは強制的に遮断。Wi-Fiも一旦落ちます。
次に、すぐ下の「Wi-Fi」をタップ。これでWi-Fi設定で接続可能なWi-Fiにはつながるようになります。ただし、ここで接続可能なWi-Fiはオープンネットワークか、自分がPASSWORD(WPA、WEP等)まで分かっているWi-Fiに限ります。電話番号が使えなくなりますので、自動で設定していても滅多に自動でつながってくれない「Wi-Fiスポット設定」のアプリの設定は無効になりますし、作動しなくなります。

通知バーに飛行機のマークと、その場所が普段からWi-Fi受信可能な場所なら、Wi-Fiのマークが出ていることを確認し、電源を切って裏蓋を開け、SIMカードを抜きます。

再起動したらロック画面に飛行機の絵が出てくる「飛行機モード」になっていると思います。
この状態でも3Gを使わないアプリは普通に動きますので、プレーヤーやゲーム端末として利用している方は、そのままお使いになれます(無料アプリなどで広告を呼び出しているものに関しては、Wi-Fiが切断されると使えない可能性もあります)。

さて、X06HTから抜いたSIMは、ソフトバンクの3Gケータイなら、どれでも入るはずです。
以前使っていた機種など、お手持ちの3GケータイにSIMを挿して電源を入れましょう。
「ネットワークの自動調整」を「はい」したら、以前と同じように使えます。メールもSMS、S!メールともに、softbankメールのようにアプリが変な動きをしてメールが取れないなどということもありません。

これで、3Gケータイをかつてのようにフル機能で使用し、X06HTはPDA端末として使うという状況が完成します。

この方法、いずれX06HTから他のAndroidPhone(001HTや003SH等)やiPhoneへの機種変更や、他社への乗り換え時にも、最後に「飛行機モード」にしてSIMを返却(機種変の場合はスマートフォン専用SIMやiPhone専用SIMに交換)することによって、X06HTはそれ以降もWi-Fiに繋がるPDAとして利用できます。

「この日は絶対メールが来て、すぐに返事ができないとやばい!」と言うような時に是非ともお試しください。

スマホはパソコンみたいなものだし、まだまだ発展途上なので、特にメールは「気づいたときにDLする」ような感じになってしまっていますしね。緊急避難用の対策は幾らかでも知っておいた方が危ない橋を渡らなくてすみます(笑)

ひとつ問題があるとすれば、「飛行機モード」にするとX06HTの動きが若干重たくなった気がするくらいですかね(笑)


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